【超具体例15選】ADHDかも?ADHDの僕の幼い時からの行動・特徴・失敗例など!
・ADHDって実際にどんな特徴があるかを知りたい方。
「僕、ADHD気味で色んなADHDについてのサイトをみてるんですがADHD当事者からもっと具体例・失敗例を知って参考にしたいです。」
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- ADHDの僕の小学生~大人になるまでの行動・特徴・失敗例
この記事を書いている僕は、20歳半ば男性。
2021年4月にADHD(不注意型)と診断されました。
*ADHDには3パターンあります
【不注意・衝動・多動】
これはADHD当人僕の1人の体験談ですので、もしよければあなたの行動と照らしあわしてください。年代を追って解説します。
(ADHDの特性などによって行動などは変わりますので、参考までに。)
*この記事は10分ほどで読み終わります。
10分後には今までより、あなた自身がADHDの特性があるかないかがわかっているようになっているはずです。
- ADHDの僕の行動・特徴・失敗例
ADHDの僕の行動・特徴・失敗例
ADHD(注意欠陥、多動性障がい)は成人の3%~5%が持っているといわれる脳の発達障がいです。ADHDは子供のころから症状が現れ、大人になってから発症するものではありません。
ADHDの特徴には様々な行動パターンがあります。
特徴
【+】
- 行動力が秀でてる
- 1つの事に過集中
- リスクテーキングを恐れない
- 高いクリエイティブ性【創造性】
【-】
- 暗記が苦手
- 順序立てが苦手
- 落ち着きがない
- スピード感が無い
- ケアレスミスの多さ
- 人の気持ちがわからない
- ルールに縛られるのが苦手
- 情報を耳からキャッチするのが苦手
これを踏まえて読んでください。
小学生時代の行動【ADHD】(6歳~12歳)
小学生時代の行動・特徴・失敗例です。
①小学1年生~3年生 (何かの上にずっと登っている)
ADHDの人は幼少期に高い所に上る行動が見られたりする場合があるようです。
小さい時はずっと何かの上に登っていました。
- 公園の木の上
- 公園の屋根の上
- 工事現場の屋根の上
などですね。
なんか、好奇心が旺盛で「あの上に登ってみたらどうなんだろう?」という興味本位で高い所が好きになり見つける木々に上ってみたり、工事現場のところにこっそり侵入してベランダに入ったり、屋根の上でくつろいだりしてました。
ADHDのカウンセリングを受けた時に「幼いころは高い所に上ったりしていましたか?」と質問されました。
そのように質問されるからには、どうやらADHD傾向がある人は、高い所に上る行動が見られたりする場合もあるようです。
②小学3年生 (新聞の書き方を左から右に書いてしまう)
ADHDの人は指示されたことが理解できない特徴があります。
今でも、鮮明に覚えているのですが、小学生3年生の時の授業中に新聞を作成してみようっていう授業がありました。
その時に、先生が教団に立って分かりやすいようにみんなに説明してくれるんですが、あんまり説明していることが理解できずに、僕だけ左→右に文章をかいていました。
僕以外の全員は、右→文章で作成していたのですが、僕1人だけ間違えていました。
そして、クラス全員の新聞を掲示板に大大と張り出されるんですが、僕のだけが左→右に書いてしまうことがありました。
「あれー。言われたとおりに書いたんだけどな、、」と疑問を抱いたのを覚えています。
これも指示されたことが理解できてなかったです。
③小学1年生~6年生 (異常な忘れ物の量)
ADHDの人は忘れ物が多い傾向があります。
僕が小学時代忘れたもの
- ランドセル
- 教科書
- 筆箱
- その他色々
隣の人からいつも教科書を見してもらってました。
人の10倍くらい忘れ物をしてたと思います。
ランドセルを背負わず学校にいったこともあります。
何しに行ったねん。って感じなんですね(笑)
特に、学校の予定変更時はほぼ何かを忘れていましたね。
④小学1年生~6年生(下校時に人の2~3倍の時間)
ADHDの人は注意が散漫になりやすい傾向があります。
僕の場合、下校時間が人の何倍もかかっていました。
下校の学校~自宅で20分ほどで帰宅できるんですが、毎日1時間ほどかかっていました。その理由が、帰路に多くの物に遭遇するからです。
例えば、
- セミを捕まえる
- 木の上に上る
- ビービー弾を拾って帰る
- エアガンで色んなものを打つ
注意が逸れていって、「あれもある~これもある~」と注意が次から次へと向いていくので、遠回りして帰ったりとするから時間がかかっちゃうんですよね。
これも今思い返すとADHDの特徴の注意が逸れる傾向に当てはまっていました。
中学生時代の行動【ADHD】(12歳~15歳)
中学時代の行動・特徴・失敗例です。
①中学1年生(初の発達障がいを疑われる)
ADHDは周囲がまず気づくのかもしれません。
初めて学校の先生に発達障がいを疑われましたね。
- 授業中の態度が悪い
- 先生への暴言がひどい
- ルールを守らない
などから「あんた、障がいあるんちゃん?」と言われたのを今でも覚えてます。
宿題をしない・授業もまともにうけない・うるさいので厄介だったんでしょう。
さらに、こだわりが強すぎるんで、その意見違うでしょ。と思ったら、とことん主張していますんですよね。
さらに、授業を受けててもつまらないんで、よくDSと漫画を持って行ってずっとさぼってました。授業をちゃんと受けても、すぐに気が散って窓の外を眺めているもしくは、絵を描いていました。
もうね、興味がないことは10分でさえも集中できないんですよね。
自分では気づかなかったですが、この時に初めて周囲から言われ、ADHDを疑われましたね。
案外、ADHDは周囲がまず気づくのかもしれません。
②中学1年生~中学3年生(部活で殴られる日々)
ADHDの人はミスがおおく怒られやすい特徴があります。
僕自身、部活でよく殴られていました。
個人では
-
何度も遅刻する
-
ユニフォームを紛失する
遅刻も1ヵ月に1回ほどはしていました。
大切なユニフォームも部屋のどこかに適当に置くので、見つけることができずに怒られました。
チームの中に所属すると僕は
- 行動が普通の人とは違う
- 集団の行動を嫌う
- ルールに従うことが苦手
ということもあり、殴られることが多々ありました。
チームで何かを目指すというのが苦手でした、もっというならチームで気持ちを精神統一するということができなかったです。
チームでの作戦とかもあるんですが、他人に考えを強要されるのが苦手で自由にのびのびプレーしたすぎて作戦などは聞かなかったです。
そしてマニュアル通りにしか動けないので、途中で変更があったりするとその変更に柔軟に対応することができませんでした。
完全にチームの輪を乱す存在になっていましたね(笑)
ミスが多い・こだわりが強い・指示が理解できないということからADHDの人は怒られる頻度が高いと思います。
高校時代の行動【ADHD】(15歳~18歳)
高校時代時代の行動・特徴・失敗例です。
①高校2年生 (部活の試合会場間違え)
ADHDの人はミスが多い特徴があります。
会場間違えも何度かしたことあります。
文字をパッと見て判断するんで、変に勘違いして別の高校にいっていました。
矢部高校と矢田高校という高校を間違えるみたいな感じで少し似てるだけでも間違えていってしまうんですよね。
なんか多くの文字の誤認識をしてしまうんですよね。
でも文字が完全に違ってもミスすることもあります。
例えば、羽田空港に成田空港があるじゃないですか?
どちらも東京内の空港ですが、ちゃんと頭の中で認識していないと間違えることが多々あるんですよ。
たとえば、羽田空港に10月10日に来てください!って言われても失敗して成田空港にいっちゃたりとかね。
そうやって共通の条件がある文字の時に勝手に勘違いしてしまって、間違えることが多いです。
②高校3年生 (赤ちゃんっぽい・漫画のキャラっぽいといわれる)
ADHDの人は子供っぽい特徴があります。
僕自身、高校3年生くらいの時はよく
- 赤ちゃんっぽい
- 漫画のキャラでいそう
って言われることが沢山ありました。
そういわれる理由が、感情が顔によくでて素直だそうです。
よくあることとしては
- 悲しい時には泣く
- 嬉しい時は声を大にして喜ぶ
- 辛い時には首が折れたように落ち込む
ですね。
笑うこと・泣くこと・悲しむことを表情として外に出すので、変に思われるんですよね。感情をあまり出さない日本で感情豊かにすると、少し変な奴と思われ、辛いことも多々ありました。
これもADHDの傾向らしく、ADHDの人は精神年齢が低くよく笑ったり、悲しんだりする人が多いですね。
別に
- 泣く
- 笑う
- 悲しむ
を全力でしてもいいやん!って思いますよね。
これに関して言えば、感情を表に出さない日本社会の方が異常ですよ。
③高校1年生~高校3年生(部活での躍進)
中学生の時のチーム→チーム思考
高校の時のチーム→個人志向
中学がチーム思考であったのに対して、高校の時から個人志向になってから、プレーの自由度が広がり、一気にエースになることができました。
- 戦術なし
- 指示なし
という環境でプレーをすると僕自身の成績が飛躍して、周囲から凄いやつとレッテルを貼られました。
もしかしたら、ADHDは思考に縛られることがなかったら何でも凄い結果を残せるのかもしれません。
高校でも、落ち着き・集中力がなく顧問から殴られていました。
大学時代(18歳~22歳)
大学時代の行動・特徴・失敗例です。
①大学1年生~2年生(アルバイト先でポンコツ扱い)
ADHDの人はアルバイト先で仕事が上手くいかない傾向・特徴あります。
大学生になり18歳になったので、アルバイトをスタート。
すると苦痛が、、
回転すし屋
- 皿をよくわる
- 注文の提供を間違える
- 作業スピードが遅いので、仕事が終わらない(20分ほど遅い)
回転すしやで働いていると18時~20時のピーク時などは注文が次から次へとくるんで、頭の中で順序立てをする必要があるんですが、できませんでした。
注文を受けたら
- 注文(品・数)を確認
- 作る
- オーダーされたものを送る
- 注文確認の画面から消す
の工程をする必要があるのですが、頭の中がゴチャゴチャになって、
- 寿司送ったけど次何するっけ?
- ん?注文確認の画面から消したっけ?
など数秒前にやった行動を忘れて品数の間違え・画面から消し忘れなどが多々あって仕事になりませんでした。
ショップ店員
- レジの計算を何度も間違える
- 店長の指示が理解できないから怒られる
レジの各ボタンがどこにあるかを覚えることができませんでしたね。
レジも打ち間違えることも2週間に1回はありました、大体僕が店舗でレジを触った時は精算が合わないことがありました。
店長がその日の業務内容を伝えてくるんですが、まず耳で聞いた情報を上手く処理できたかったので、僕だけ全然違う行動をすることが多々ありました。
これは実際に僕がしたミスなんですが、消費税が8%にあがったからレジに値札の価格を打ち込んでと店長はアナウンスしたんですね。
実際にやらないといけないこと
【1000円の品物を打ち込むとき】
1000円と打ち込む→レジ内で処理される→1080円
と普通に打ち込めばよかったんですが、指示されたことがわからず、勝手に変な解釈をして
電卓で消費税後の値を入れる1080円→レジ内で処理される→1166円
と間違えて凄く怒られましたね。
沢山の失敗をしました。
ADHDの多くの人がレジを苦手といっている動画を見かけますので、これもある種の傾向かもしれませんね。
工場(流れ作業)
- 単調すぎてつまらない
- 周囲の人に声をかけて怒られる
- 時々理由もないのに工場内を歩き回ってしまう
シフトで4時間くらい立ち作業をしないといけないんですが、1時間半程、経過すると徐々に我慢が切れてきて、工場内を勝手に歩き回ったり・周囲の人に声をかけることがありました。
なんていうか、ずっと落ち着くことができないんですよね。
胸の奥で何かがずっと走り回っている感覚がある、、、そんな感じです。
ADHDの僕はアルバイト先で人間関係でも無茶苦茶で上手くいかない事ばかりでした。
②大学3回生~4回生(買い物で大喧嘩)
ADHDの人はこだわりが強すぎる特徴があります。
興味の偏りが強すぎるんですよね。
興味のあることには、没頭してハマる。
興味のないことは酷く嫌う。
通常の人と比べ凹凸がひどいです。
なので、ADHDの嫌いな事×パートナーの好きな事が重なった時は地獄。
体験談として
当時僕は彼女がいたんですが、
- 彼女はテーマパーク&買い物が大好き
- 僕はテーマパーク&買い物が大嫌い
となると普通の人なら彼女の趣味にくらい付き合ってあげればと思うと思うんですが、それができないんですよね。
【ショッピング】
買い物に行っても店の中でめちゃくちゃ時間を費やすじゃないですか?
退屈・刺激なし・興味ないとなると付き合ってられないんですよね。
そんなんで、彼女に「カフェですわってるから買い物終わったら来て」というと喧嘩が始まる。
みたいな感じで悪気はないんですけど、こうやって何度も喧嘩してました。
あまりにも興味の偏りがありすぎてしんどかったです。
③大学1回生~4回生(興味のある授業しかでれない)
ADHDの人は興味の分野が偏りすぎて、授業が凄くありえないほどつまらなく感じる特徴があります。
僕は、本当に興味のある授業しかでれなかったです。
それに加え、自己管理能力の欠如で8割のレポートが提出期限に間に合わないことが重なり単位の取得は困難を極めていました。
なんでも先延ばししちゃうんですよ。
ですから、
- 1回生→1年間で15単位落とす
- 3回生→1年間で40単位落とす
となりました。
本当に興味の分野が偏りすぎて、授業が凄くありえないほどつまらなく感じるんですよね。
留年をして、5回生の年に春秋でフル単位を取れなければ、除籍になると大学側から告げられました。
そうやって、追い込まれてやっとレポートや授業に出ることが可能になりました。
ADHDの人は
- 自己管理の能力の欠如
- 授業の欠席・遅刻の連続
- 興味のあることしかできない
このことから単位を取るのが難しいことが多いと思います。
中退・留年・除籍する確率は高いはずです。
④大学4回生 (ゲームにどはまり1日6~8時間)
ADHDの人は何かにハマったら尋常じゃないほど集中する特徴があります。
このころは荒野行動(スマホゲーム)が流行っていたので、1日中やっていた日もあります。自分の興味があることには、急に何かに取りつかれたように集中力を発揮することがあります。
一応指標としてなんですが、
友人達5人くらいと一緒に始めたんですが、
友人の1日の平均のプレー時間 3~4時間
ADHDの僕の1日の平均プレー時間 6~7時間
これが半年ほど続きました。
飽きやすいんですけど、熱中しすぎてハマりやすいんですよね。
ですから、興味があることには自ずと周囲の人より結果が結びつきやすいです。
周りからも「荒野行動に興味なかったのにだれよりか没頭してるよな」って言われることが多々ありました。
恐らくですが、ADHDの人は集中力が人の2倍~3倍くらいあると思います。そのような理由で、好きな事・興味がある分野が絡むと2~3倍結果がついてきやすいです。
⑤大学1年生~5回生(5年間で稼いだ額は150万円程度)
ADHDの人は普通に生活することが困難な特徴があります。
大学5年間で稼いだ額は150万円程度でした。
本当にどこのアルバイト先でも上手くいきませんでした。
- 「あんたほどできひん人見たことない」
- 「あんた黙ってたほうがいいで」
と言われたこともありました。
それが原因で
- 旅行もいけない
- 買い物もできない
- 友人と遊びにも行けない
などと一般の人らがしている”普通に生活する””普通を享受する”ということができなかったです。
大学卒業後~現在(22歳~)
社会人時代の行動・特徴・失敗例です。
①24歳(アルバイトでまた失敗)
ADHDの人は緊迫した雰囲気・ミスができない環境だと結構ミスが多い特徴があります。
雪山バイトをしにいき、高級な宿のホールを任せられたんですが、地獄でした。
ADHDの僕からするとね
- ミスができない
- 覚える事沢山
- 指示されることが沢山
- メニューの変更
と、緊迫した雰囲気で仕事をしてたのでよりミス・失敗が増えてしました。
日によってメニューが変わるので最悪でしたね。
お客さんから注文を受けても10秒後には忘れることが時々ありました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はADHDの当事者である僕が小学時代~現在に至るまでの行動・特徴・失敗例15選をかいてみました。
もし、多くの特徴があなたにも当てはまっているとかんじたのなら一度、精神科・診療内科にお訪ねください。