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【真実】利用料0円?就労移行支援所の向いている人・利用感は?25歳のADHDの体験談

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就労移行支援所を使用しようとしてる人。

「就労移行支援所の実際の感想を教えてください。現在、ADHDうつ病で自宅に引きこもっています。ADHDの症状でよく怒られ、働くことがトラウマです。」

 

こういった疑問に答えます。

 

本記事の内容

就労支援移行所のデメリット

・就労支援所のメリット

・就労支援所の口コミ・落とし穴

・就労支援所の実際の体験談

 

 

 「ADHDで仕事でトラウマになり悩んでいます。。うつ病になり、自宅に長期間こもっています。。。」

 

こういった悩みを解決します。

 

実はADHDうつ病・引きこもり・トラウマをかかえてるあなたに、

「無料で就職のためのスキルを学べる場」

があります。

 

それが「就労移行支援」です。

 

就労支援移行支援は国が提供する福祉サービスですので、ほぼ0円で学習サービスを受けることが可能です。

 

ADHDうつ病で働くことが困難な方のために作られました。

 

イメージとしては、

「18歳以上のなにかしらの障害を持っている方限定の無料のスクール」

です。

 

著者のぼくは2021年12月現在、

就労移行支援に通うADHD(注意欠陥)の25歳男性です。

 

ADHDが原因で社会になじめず、うつ病になり、

2年間で実家にひきこもっていたニートの僕が

実際に就労移行支援を使ってみた感想・デメリット・メリット

についてつづっていきます。

 

就労移行支援のよくある不満・広告の落とし穴・ウソ・実際の体験談を正直に記載します。

 

この記事を読むと、

リアルな体験談や就労移行支援の落とし穴や施設利用が向いている人がわかります。

 

この記事は2021/12/5に書かれました。

(4分で完読できます。)

 

 

 

 

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就労移行支援とは?ぼくの体験談から要約してみた

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就労支援移行とは?まるで大人のための無料の学校?

かんたんにいうと、18歳~65歳の障がい者の方を就職するためにサポートする無料の学校です。

大学生・短大生なども受講可能。

 

障害者総合支援法にもとづく就労移行支援サービスであり、一般企業への就職をめざす方に就職に必要なスキル向上をサポートしてくれます。

 

サービス利用対象者としては以下に該当する方です。

 

ADHDのあなたは無料受講の対象者です。

 

利用期間はいつまで?就労移行支援サービスの利用期間

2年間まで利用可能。

要請をすると、1年間延長が可能。

 

就労支援施設のスタッフに尋ねてみましたが、平均で「約1年」で就労するようです。

 

  • 短い人なら6ヵ月~8ヵ月
  • 平均的に1年
  • 長い人なら2年

施設を利用する傾向があります。

 

 

就労移行支援所の利用料

前年度の所得により利用料は異なるようです。

前年度の収入が0円だった方は無料で受けられます。

 

ぼくは24歳・25歳の2年間ひきこもり、無職だったので0円でサービス利用ができました。

 

 

何がいるの?サービス利用にあたり必要なものは?
  • 受給者書

障がい者の診断書・障害者手帳を役所に提示)

 

ADHDと診断されたが障がい者手帳を持っていない方」

ADHDと診断されたが障がい者手帳をお持ちの方」

のどちらでもOKです。

 

手順としては、以下のようになります。

 

  1. 気になっている就労移行支援所に無料体験に行く
  2. サービスの利用を就労移行支援所のスタッフに伝える
  3. 役所に就労者移行支援サービスの利用を伝える
  4. 役所にADHDの診断書を提示する
  5. 役所の方が自宅に訪問、サービス利用にあたっての質疑応答
  6. 就労移行支援サービスの受給者が発行される

という流れです。

 

ぼくは障害者手帳を持っていませんが、受講することができました。

 

 

 

こんなに学べるの??就労支援移行の受講内容

IT分野~事務分野まではばひろく存在します。

  • 事務系
  • 会計
  • Webクリエイター
  • Webデザイン
  • ITエンジニア
  • 動画編集
  • カメラ撮影

などなど。

 

5か所の就労支援移行所にかよってみた感想として、各利用所、さまざまな特色があり学べることがかなり異なります。

 

ほとんどの利用者さんは、WEBスキル習得のための学習をしていました。

 

土日には特別講座として、

  1. 「世界を旅するカメラマンから学ぶ!?カメラワークの学習」
  2. 「動画編集の基礎を学ぶ、Adobe premire pro講座」
  3. 「イタリアで活躍したシェフが絶賛。絶品パスタの作り方」

などワクワクするような講座が多数存在しています。

ぼく自身、いろいろ体験しましたがかなり面白かったです。

 

「あっ、今動画編集で、夢中になってしまってた。。」

「どうやったらエモい写真を取れるだろう。。。」

などとたくさんの気づきがあります。

 

かならず「あなたの将来に役にたつ講座」がありますよ。

 

 

5か所の無料体験行ってみた!実際の利用者の割合はこうだった!?

就労移行支援のサービス利用者の男女比、年齢層は以下のようになります。

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実際にかよってみると、20代~30代の男性が大半以上を占めていました。

女性の利用者の方も6人~7人ほどいました。

 

ADHDの理解はあるの?スタッフはどんな人?

スタッフは5人~6人ほどいます。

責任者【1人】

・エンジニア【1人】

・ナース【1人】

・普通のスタッフ【2人~3人】

 

スタッフは各分野1人ずついる感じです。

 

 

これが事実。就労移行支援の1日の流れ

就労移行支援サービスの1日の流れとしては以下のようなものになります。

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ざっくりとこんな感じですね。

 

朝10時~午後3時まで学習をして自宅に帰宅するというルーティーンを毎日過ごすことになります。

 

 

なぜ無料で受講可能?就労支援移行のビジネスモデルって?

就労移行支援サービスは、国・自治体から補助金がまかなわれています。

 

半日~1日利用でも1人あたり約9000円ちかくはいるようです。

 

  1. 利用者が1日利用
  2. 就労移行支援所が国に請求
  3. 国・自治体が税金から給付

といった流れのようです。

 

利用者の方は負担ゼロなのでありがたい仕組みになっていますよね?

 

なので、怪しいビジネスではないことが伺えますね。

 

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デメリット

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利用した体験から正直にいいますが、就労移行支援の落とし穴が以下のようになります。

 

自習メインであり、学習の意味がわからない

学習はほぼ自習メインになります。1日5時間~6時間モクモクとデスクに向かって自習します。自習がメインになると、モチベーションの維持や自分の学習の進捗状況がキビしい、、2ヵ月の暫定期間をこえてから、週1回の特別講座をうけることが可能ですが、あまりにも少なすぎるかと。。

 

HPとのギャップがありすぎ落胆する

ホームページと実際のサービスはかけ離れている。なぜなら集客のために、就労移行支援所のHPはできるだけ華やかにみせます。「個性にあわせた・元エリートエンジニア・○○人の中から選抜されたスタッフ」など、まるで無料で一流のサービスを受けれるようなうたい文句です。しかし、現実は自習がメインなので、受講内容にガッカリする方もおられます。HPでのキャッチコピーなどに騙されないようにしましょう。

 

 

アルバイト禁止で生活がきびしくなる

就労移行支援所の利用期間中はアルバイトが禁止となっています。理由はなぜかはわかりません。しかし最長2年間、サービスを利用できるといっても一文無しではツラいですからね。。。

 

約3割の移行所では就労率0%??目利きが重要

就職率の低さが目立っているそうです。データとして、約3割の事業所では就労率が0%といわれています。質のひくいハズレ枠の就労移行支援所があちらこちらにあり、注意が必要。提供するサービスや教材の質などは異なっていますので、キチンとあなた自身、無料体験時に質問して、判断することが大切になってきます。

 

参考動画

 

 

メリット

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実際に就労移行支援を体験してみてみたメリットが以下のようになります。

 

 

0円で受講することができ金銭的な心配がいらない

就労移行支援サービスの利用料は0円なので、金銭的な心配はいりません。場所によっては「交通費・教材費・資格試験代」であり、就労移行支援所にまかなわれます。TOEIC/Mos/デザイン検定費など1人1人の必要なスキルにおうじて金銭的なサポートもあり、かなり経済的にフレンドリーです。さらには、昼食も無料で提供されるところもあるので驚愕です。

 

 

帰属欲求が満たされ安心できる

おなじ悩みをかかえた集団に所属することで、毎日安心することができます。就労移行支援サービスに実際に通ってみると、ADHDASDアスペルガー】などの発達障害をもち、あなたとおなじように悩んでいる方が10人~20人います。実生活では発達障害がある人と出あわないのであなた1人で悩みがち。しかし、就労移行支援所にいくと「あぁ、こんなにも自分とおなじように悩んでいる人がいるんだぁ、よかったぁ。。」と帰属欲求がみたされ心から安心できます。

帰属欲求・・・集団に属したい欲求

 

 

スタッフが障害の理解があり居心地がいい

就労移行支援所ではスタッフがADHDの理解があり、安心して通所できます。実際に通所して、学習していると「過集中にはいってますよ。。つかれすぎるので時々休憩とってくださいよ。」とぼくの担当のスタッフがやさしいケアの言葉をかけてくれました。スタッフがADHDの特性理解があるので、精神的にラクでリラックスできます。

 

 

日常生活が整い親からのストレスがへる

就労移行支援所に通うことで無職・ひきこもりのADHDの人は、親からのストレスがなくなります。無職、ニートをしていると自宅にずっといるので親から怒られますが、あなたが就労移行支援所に通うことで親に対するストレスがなくなります。

 

ぼく自身、24歳~25歳の2年間、ADHDの症状から働くことがトラウマでニートをしていました。当時、母親から「なんで仕事できひんねん!親に心配ばかりかけて!はやく仕事につき!!」とケータイを投げれら、大喧嘩の末、うつ病を発症しました。しかし、ぼくが就労移行支援所に通いだし以降、母親はなにも指摘してこないようになり親からのストレスがなくなりました。日常の親からのストレスがなくなりますよ。

 

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実際に使った感想!筆者の体験談

ぼくが就労移行支援をつかってみた感想は下の記事です。

 

ADHDが原因でうつ病/ひきこもり/無色で2年間ひきこもっていたぼくが職業体験にいってみました。。。

 

cow-white.hatenablog.com

 

 

ここだけは押さえておけ!?選別する時の注目ポイント

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  • スタッフの対応
  • 就職率の高さ

上記の2つは就労移行支援サービスを受けるうえでしっかりと注目しておきましょう。

 

 

スタッフの対応

スタッフが面倒くさいそう・いじわるな人がいる場合は

避けたほうがいいです。

 

悩みの原因は「人間関係が1番」といわれますので、一番大切な部分です。

 

あなたのストレスの原因になりそうなスタッフがいるかとキチンと把握しておきましょう。

 

最長で2年間使用する可能性があるので、

慎重に「あなたと合いそうな雰囲気か」をしらべてみてください。

 

 

就職率の高さ

就職率の高さを必ず見ましょう。

約3割の就労移行支援所では「就労率0%」といわれています。

 

就労移行支援サービスにより、

  1. サービスの質
  2. 学習時間
  3. 学習教材
  4. 学習カリキュラム
  5. スタッフの質

 

などさまざまです。

 

良い環境の就労移行支援所ではもちろん就職率がたかくなります。

逆もまた然りです。

 

就労移行支援サービスのゴールは「就職」ですので、就職率がよい場所をえらびましょう。

 

就労移行支援サービスの複数のサイトを管理しているアドバイザーの方と会話を交える機会があったのですが、就労移行支援は「就職率をまず第1にみてね。そこが一番大切だから。」とアドバイスをぼくにくれました。

 

「就労支援移行所の就職率のひくさ」がメディアで話題になっていますので、5件~7,8件ほど足をはこび、しっかりとあなたの頭で考えましょう。

 

就労移行支援サービスをつかう際には「就職率はどれくらいありますか?」と聞き、就職率の高い場所をえらびましょう。

 

 

 

 

 

 

Q&A

途中でやめることはできるの?

→可能です。

 

欠席・遅刻する時はどうするの?

→午前中に電話をかけて、休む意図をつたえれば大丈夫です。なにも怒られません。ぼくも数日間休みましたが何事もなく休めました。

 

パソコン音痴でも大丈夫?

→大丈夫ですよ。1ヵ月も毎日PCを使用して学習していれば、タイピング・基礎的なプログラミング・Excelの基本操作くらいはできるようになります。ぼくも2年ほど前からパソコンを触り始めましたが、1日6時間程触っていると、半年でブログの作成・プログラミング・動画編集をできるようになりました。

 

 

 

コミュ障でも大丈夫?

→大丈夫です。みんな静かな人ばかりで、おちついた空間が作りだされています。はしゃぐ人もいません。スタッフ・利用者との会話はほぼありませんので、だれでもおちついて利用できます。

 

 

 

この条件が重要?就労支援移行がおススメな人

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以下の3つのどれかの条件に当てはまる人は就労移行支援サービスをおススメします。

 

ADHDで長期間、引きこもり・ニートをしていて、ながらく社会とかかわりをもっていません。。。」

 

ADHDで生活習慣がみだれています。昼夜逆転していて自分では管理できないです。。。」

 

「今までADHDの症状で職場で怒られすぎて働くのが怖いです、、働くことがトラウマで行動できずにいます、、」

 

 

ニート、脱ひきこもりしていく

0→1の社会に適合ステップとして、

いいですね。

 

「行動にうつすのがこわいです。。もう、、おれはどうしたらいいんだ。。」

こういった悩みがあるかと思いますが、

なにも気にしないで大丈夫ですよ。

 

スタッフはあなたのADHDの症状の理解があってやさしいですし、

0円でサービスを利用できますし、

あなたの帰属欲求がみたされ安心できますし。。。

 

心も身体も元気で活力がある方には「職業訓練校」をおすすめします。

しかし、ADHDの症状が原因で社会から数年はなれている方からすると

環境がかわりすぎてシンドイかもです。。。

 

就労移行支援の利用を唯一おすすめできないのが「やる気0のかた」です。

 

実際にぼくが利用してかんじましたが、

自習がメインになるのでドンドンと前にすすめる人でないと

2年間の利用期間をこえても就職につながらないとかんじました。

 

やる気がない方は

就労移行支援のサービス利用をやめておきましょう。

 

すこしでも「自分をかえたい気持ち」がある方は

就労移行支援ぜひとも体験してみてください。

 

就労支援の各利用所、

無料体験を最大3日間受けることが可能です。

 

支援所のスタッフさんに聞きましたが、

どうやら30代・40代となると、就職がキビシイらしいです。。

 

これ以上、不安で押しつぶされない為にも、今週中に無料体験してみましょう。

 

気になる方はこちらからどうぞ【↓】

 
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まとめ

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就労移行支援所はうつ病や発達障がいを抱える人がほぼ0円で通える、

国の福祉サービスです。

 

学習内容をのぞけば、

無料で精神的なサポートをうけれますし、かなりいいですよね。


ADHDの人は健常者の人からは理解されないので、

人生にうんざりしますよね、、、


ぼくも24歳のころはうつ病で悩んでフラフラになってましたよ・・
本音をいえば、「この世から消えたいな」なんて思ったこともありました。


しかし、いざ就労移行支援所に通い、

プログラミングを学んでいるときだけは、

少しだけ悩みがなくなり楽な気持ちになりました。


「なんか毎日やることができて少しずつ成長している!」

って感じがしたんですよね。


きっとここまで読んでくれているなら

あなたもADHDの症状が原因で1人で悩み思い詰めてきたんですよね?


こわいけど何か1歩行動を踏みだしたいとおもっているはずです。

 

何か行動に移すだけでも心の中のモヤモヤは

スッとぬぐい取るように消えていきますよ。

 

1歩踏み出してみましょう。